先月の台風15号では停電が発生して大変なことになっていましたね。そして今度はそれをさらに上回る勢力の台風19号が来るということで、ちょっとだけ停電対策をしてみました。

とりあえず何かしらの電源が生きてればいいと思ったので、奥に放置されていた12Vの鉛蓄電池を引っ張り出してきました。
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何年か使ってなかったんでほぼ使えないかもしれないなーと思いつつ電圧を測ってみると、予想を上回る0.2Vで完全にお亡くなりになっておりました。
まぁムリやろと思いながら、ダメ元で150Vとか無理やり掛けたりしてたら、中でバチバチ言いながらだんだん復活してきました。
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結果、容量は定格の1/4程度とはいえ十分使えるレベルまで復活しました。10Aとか流してもOKです。
もう希望のないバッテリーだったんで雑に扱ってたまたま復活してラッキーって感じだったんですが、多分相当ヤバそうだし絶対に真似しないでください。


とりあえず12Vは用意できたのでスマホ充電とライトくらいは使えるようになりました。
そうそう、ライトは昔作った100WLEDライトを持ってきて、バッテリーと電源装置をダイオードを介して並列ににすることで無停電ライトとしました。停電して足元見えなくなって部品踏むと痛いからね。ついでにライトにアルミアングル取っ付けてモーターで押さえつけてスタンドにしました(雑)。
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こいつは瞬断した時に一瞬だけ活きました。

この時点で台風接近まで半日くらいありましたので、電源の汎用性を持たせるため、正弦波インバータを作ることにしました。家庭内の電力をすべてまかなえるわけではないですから気休め程度のものです。

通常のDC-ACインバータは、バッテリーの12VからDC-DCにより150V程度に昇圧したあとインバータ+フィルタで100Vrmsの正弦波を出力します。昇圧に高周波トランスを用いるので小型・軽量化できるんです。
しかし今回はそんなの設計してるヒマもなく、部品は家にあるもので、時短のためなるべく簡単に制作できるように設計しました。
容量大きめの50/60Hzトランスがちょうど余ってたんで、12Vをそのままインバータに通し8.5Vrms・50Hzの正弦波にし、トランスに入力して100Vを出力するというものが完成しました。
キャプチャ
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インバータ部はPIC16F1778でPWM信号を生成し、適当なドライバと適当なMOSFETで組んだフルブリを動かしています。
フルブリからの出力はLCフィルタを通してトランスに入力されます。

最終的な出力波形。思ってたより綺麗でした。
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負荷として50Wのハンダゴテをつなげてみたところ、85Vrmsにまで低下してしまいました。このときのバッテリー端子電圧は10.3Vくらいだったと思う。死んでたバッテリーだしこんなもんよね。


結果として停電は免れ、インバータを使うことはありませんでした。しかしすぐ隣の地区では数時間停電してたようで、自分の地区でも停電してもおかしくなかったようです。備えあれば憂いなしですね。