ぽんず製造所

当ブログの記事を参考にして行った事により、いかなる不都合が発生としても当方は一切の責任を負いません。全て各自の自己責任でお願いします。

QCW

簡単にランプ波を作る

QCWDRSSTC用のランプ波(のこぎり波)簡単に作れるような回路を考えたので紹介します。
(違う用途で調べて来られた方は参考程度にしておいたほうがいいと思います...)

基本的にはコンデンサを定電流充電すると電圧が線形的に上がっていくことを利用します。

①定電流ダイオードを使う
回路です。

1

多分これが一番早いと思います。
定電流ダイオードで定電流充電し、MOSFETがONになるとコンデンサにたまった電荷を放電しランプ波にします。
これは一番簡単だとは思いますが、欠点がいっぱいあります

・充電電圧がVCC電圧に近づくと直線じゃなくなる
満充電付近になると、電流が流れにくくなって最後のほうが直線じゃなくなっちゃいます。なのでVCC-1Vくらい(CRDによる)までの電圧を使うようにすればきれいな直線が得られると思います。VCC電圧をちょっと高くしておくのもありだと思います(たぶんテスラなんか近くに12Vラインとか通ってるっしょ)

・ランプ波の傾きが変えにくい
傾きはコンデンサの容量を変えるかCRDの電流値を変えることでしか変えられません。両方とも半固定抵抗のようには可変できないのでピンポイントの値を見つけるのはなかなかめんどくさいと思います。

・QCW用のランプ波っぽくない(?)
QCW用ランプ波は、下の画像の左のような波形にしているものが多いです。しかしこの回路では右のような波形なのであまりよろしくないかもしれません。実際放電にどう影響するのか知りません。

3



②トランジスタを使う
回路です。

2

これはちょっとめんどくさくなりましたが基本的な部分は変わっていません。
まず上のPNPトランジスタがONになるとコンデンサの充電が開始されます。ベース電流は常に一定なので定電流充電をすることができます。
次は放電するときですが、上に書いたことと同じです。定電流で放電できるので、①で問題になっていた段々電圧を下げていくという動作ができます。
そしてこの回路はベース抵抗を可変させることでランプ派の傾きを変えることができます。PNP側の抵抗を変えれば立ち上がりの傾きを変えられるし、NPN側を変えれば立ち下がりが変えられます。
しかしこの回路にも欠点が

・トランジスタの種類や温度、個体差などで変わる
コレクタ電流はベース電流*hEFですが、hFEは様々な条件によって異なってきます。種類で変わるのはもちろんですが、同じ種類でも温度で変わったり、個体差もあります。なので回路を組んだら一回確認してみると良いと思います。

・ベース抵抗がデカい
大きめの抵抗を付けてベース電流を小さくしているのですが、テスラコイルのノイズがこの部分に紛れたらガバガバになりそうですよね。大したことじゃないです。それだけです。






ということで実際に実験してみました。

①の回路
CRD=E-101(1mA)、MOSFET=2N7002、C=1uF、VCC=5V
黄色がランプ波で水色がMOSFETのゲート電圧

実験したけど画像撮り忘れました!!1
(今度実験したら撮っとくよ)

まぁまぁです。電源が5Vなのでコンデンサの電圧が3.5Vくらいで充電を止めてます。
ちなみにそのまま充電していくと

実験したけど画像撮り忘れました!!!
(今度実験したら撮っとくよ)

こんな感じで最後のほうが曲線になってしまうので注意が必要です。





②の回路
PNPTr=2SA1015GR、NPNTr=2SC1815GR、ベース抵抗PNP側=470kΩ、NPN側=100kΩ、C=1uF、VCC=5V

DS1Z_QuickPrint41

綺麗です。理想に近いと思います。

①と同じように充電を続けてみると、
※実験なので充電時間を長くしたと言うかコンデンサの容量を少なくしています

DS1Z_QuickPrint40

電源電圧のすぐ近くまで直線を維持できていますね。電源電圧まで達するとそれ以上は電圧は上がらないので上が平たくなっています。




と、こんなかんじで比較的楽にランプ波を作れたと思います。あとは入力パルス幅を調整したりする回路を設ければいいと思います
また、この回路は簡易的なものなので、ガチでやる場合はなんかちゃんとした定電流回路を使ったりそもそもマイコンから出力させたりすることをオススメします

新しいテスラコイルの制御回路

以前QCWSSTCっぽいものという記事を書きましたが、ここではもうちょっと詳しく書きたいと思います


テスラコイルの制御回路といえば、ロジックICで作るのが一般的です。
しかし、いくつかICを使うので配線が面倒で、作ったとしても動かなくて回路を見直したらそもそも動かない回路だった、ということがありました。
そこで、マイコン内に回路を組み込んで回路が自由で簡単に作れるようにしました。

試作した基板

DSC_0705

一番手前のICがマイコンです。この中にいつものロジック回路が詰まっています。インタラプタ入力やデッドタイム生成などもこのマイコンで行えます。
その後ろがハーフブリッジのゲートドライブICです。今回はGDTを使わずハフブリドライバを使ってみました。
その後ろが1次コイルをスイッチングするMOSFETです。


できるだけ回路を簡単に、ということで今回はフィードバックにCTではなく、ツェナーダイオードを使ってみました。

キャプチャ

ツェナなので電圧FBになります。実験では遅れなどもなくしっかり信号も出力してくれてなかなか優秀でした。
ただし、この回路は位相がどうのこうのでコイルの向きなどを調整する必要があると思います。

この基板のメリットは、回路がうまく行かなくてもプログラム次第でロジック回路部分を自由に組み替えられることです。また、ハーフブリッジドライバを使用したのでほぼ確実にMOSFETをドライブできます。デッドタイムもマイコンで生成してるので安心です。
デメリットは、パワー部・ロジック部・二次コイルが絶縁出来ていないことです。うまくやれば問題ないですがちょっと気持ち悪いですよね。


コイル自体は以前のものを使用して試験動作させてみました。
下の写真は入力24Vで動作させた時のものです。このあと400Vまで入力してみましたがちゃんと動いてくれました。

DSC_0706

マイコンで制御できるということで、QCWのような波形にするプログラムを書いて動かしてみました。すると...

qcw4

なんと簡単にQCWDRSSTC風の放電を出すことが出来ました。実際はDRではないのでQCWSSTCだと思います。
波形はちょっと歪んでるけどそれっぽくなっています。

DS1Z_QuickPrint19

プログラム次第で普通のSSTCとQCWを組み合わせた動作をさせることも出来ます。
通常はインタラプタで入力して普通のSSTCの動作をさせ、一定時間おきにQCW放電をするようにしてみました。



通常の放電に対してQCWの放電の長さがよくわかります。


調子が良かった時の動画です。たまにコロナが出ているのはインタラプタ入力を浮かせてたのでこうなってしまいました。 




前からやってみたかったQCWドラムをやってみました。
SSTCとQCWを組み合わせられるということで、ドラム時にQCW動作をさせ、それ以外のときはノーマルSSTCとして音楽とドラムを同時に演奏しています。



QCWの存在感よ


やっぱり絶縁されてないからなのか、よくバグって変な動作になります。
それ以外にも波形を観察してみるとゲートドライバの遅れが酷くてヤバイ気がしました。何らかの方法で位相を調節してやる必要がありそうです。 
さらに波形をQCWにしても針状の放電が出てくれないのでコイルを巻き直す必要がありそうです。共振周波数が低いと針状の放電が出ないそうです。
それでは今日はこの辺(へん)で。

QCWSSTCっぽいもの

5分で記事書けと言われたので書きます
新しいテスラコイルの回路を作ったので色々動かして遊んでたんですが、これもしかしてワンチャンQCWSSTCっぽいものできるんじゃね?と思ってやってみました。

てきと~にやったらできました。

qcw6
qcw4
qcw1
qcw12

波形 ちょっと歪んでるよね

DS1Z_QuickPrint19

よくわからないけどなんか普通のDRSSTCみたいな放電がでます
共振周波数が低いとこうなるって5分で書けって言った人から聞きました。

21


詳細はまた後日書きたいと思います。なにしろ5分で書けと言われたので
記事書きました:新しいテスラコイルの制御回路
ちなみに5分で書けとは言われてません。5分で書いていい?って言ったら書いてって言われたので書きました。
5000兆円欲しい!