※書き溜めてて公開してなかった記事を今頃公開してますなので書いてることがすこ~しずれてます



あけましておめでとうございます。
いやー1年早すぎですね、早すぎて2015年は(も)特に何もしなかったね


前回のチョッパはマイコンをまだ買ってないので進展はないです

で、この新チョッパを専用のICとかで簡単に動かせたらいいよねって思ってたんですよ
そしたらあったんですよ

まずチョッパのブロック図はこんな感じでした
810
こちらがそのICのブロック図
2つのコンパレータがRS-FFに入力してるあたり完全に一致している...
4545
そのICとはなんと


555
です!!!!!


周波数固定型の555チョッパの出力の低さを改善しようとして色々考えてきたけど、最終的に555に戻ってくるっていうね
今回は555をちょっと変わった使い方?をすることで新チョッパと同じ動作をするようにしてます

簡単に回路を作ってシミュレーションするとこんな感じになります。

1
 
赤が出力のコンデンサ電圧で、緑がコイル電流です。
太い帯状になってるのはめっちゃスイッチングされてるからそう見えるだけです。
しっかりコイル電流が一定の範囲でスイッチングされていますね。

拡大バージョン
緑は電流で変わりないですが今度は赤がMOSFETのゲート電圧になっています。
こちらは充電初期のもので、DT比が低いのがわかると思います。

2

電圧が高くなってくるとこんな感じになります。
DT比がすごく高くなってますね。しかしコイル電流値は充電初期と変わりません。

3


シミュレーションもうまくいっているので実際に作ってみました。
サイズは前回の半分くらい

CIMG0060

コイルは炊飯器からとったアレです。詳細不明だけどまぁ使えるっしょwてきな
シャント抵抗はいつもの0.022Ωのセメントじゃなくて0.1Ωを4パラして使ってみました。セメント抵抗が減ってきたしこっちの0.1Ωがいっぱいあるからってだけね

制御回路分離できます。 ちいさい

CIMG0061

そして動く...

と思うじゃん? 
なぜか動かないだよね
は???????また池沼ICかよと思いながらデータシート再確認したんだよ
そしたら「VCTRL Control Voltage 2.9~3.8V」とか書いてあるんだよ
シャント抵抗電圧を直でコンパレータにぶち込もうとしてたので5ピンは0.3~0.4Vくらいになってるからそりゃ上手く動かないわけw
やっぱりシャント抵抗の電圧アンプは必要だったか...

もうやっつけでオペアンプを乗っけたやつを作りました💢💢
設計間違えてピンソケット裏につけるはめになりました💢 

CIMG0062
CIMG0063

1.27mmピッチ基板はいいぞ

CXjYBq7UQAAkKdN

はい
ピンソケット逆につけたせいで制御回路だけ出っ張っちゃってます

CIMG0064


実験風景

CIMG0065

抵抗負荷150Ωで117Vでてます。入力が瀕死の生ちく11Vってこともありますが、出力は弱めで90Wくらいです。 15Vとかにしたら130Wくらいでます。
出力が低いのはコイル電流値を調節できないっていうのが大きいと思う。最大電流の設定値が小さくなってるみたいです。オペアンの増幅率を変えられるようにすればよかったね
まぁ超小規模な実験の電源くらいには使えるんじゃない? 


というわけで汎用部品で簡単に新チョッパを作ることができました。