WS2812Bはシリアル通信で制御できるRGB LEDです。WS2812Bについての概要は他のサイト等でググってみてください
今回はPICマイコンでWS2812Bを動かす方法(?)を紹介しようと思います。

WS2812B系のLEDの何がめんどくさいって通信波形の生成ですよね。
少しググって調べた人ならわかると思うんですけど、信号の1パルスが1ビットの情報になっていて、このパルスの長さによって0か1かを表すというものです。
しかしこのパルスが1周期1~2us程度と、そのへんの8bitマイコンだと処理がギリギリです。C言語で書くと処理速度が遅くなってしまうのでアセンブラで書いてる人が多いみたいです。

自分がWS2812Bについて調べてる時、次のようなアプリケーションノートを見つけました。
PIC16F1509 の構成可能なロジックセル (CLC) を使った WS2811 LED ドライバ インターフェイスの作成(AN1606)(PDF)
PICマイコンは処理速度は速くないですが、周辺モジュールが豊富にあるので、これを使って信号を生成してみようというもの。
タイマー、SPI、PWM、CLCを使いLEDドライバを構成しています。CLCと言うのはロジック回路をマイコン内部に生成できるというものです。CPLDやFPGAの超小規模版といったところ。
このLEDドライバはSPIに表示させたいデータを入れるだけで信号を生成してくれるというすぐれものです。
SPIのSCK信号を長いパルスとして使用し、PWMで短いパルスを生成しています。これをCLCでSPIのSDOと合成して信号波形を生成しています。
SPIとPWMは同じタイマーを使っているので完全に同期させることができるようです。考えた人ホント頭いいですよね

もうほぼこれを参考にして(いやパクリ)作ってみました。
PICはアプリケーションノートのマイコンではなくPIC16F1705を使用しました。WS2812はとりあえず4つです。



使ってみた感想としては、モジュールの設定を済ませれば、あとはSPIにデータを入れるだけでいいので簡単に制御することができました。ただデータを送ったら次のデータを即座に用意しないと表示がおかしく(チカチカする)なってしまうので結局工夫してプログラム書かないとダメみたいですね。



ていうかこれやったのもう半年以上前だからよく覚えてないんだよなぁ...
本当はもうちょっとLEDドライバについて書く予定だったんだけどね、しょうがないね